雑記

2020年発売で個人的に面白かったゲーム10選

こんにちは。なかやんです。

2020年はステイホームの影響もあり、例年よりたくさんゲームをした、という方も多いのではないでしょうか。

また、「あつまれどうぶつの森」をはじめとした、オンラインで友達と遊べるゲームが話題を呼び、ゲームというツールが、離れていても人とのつながりを感じさせてくれるものである事を再認識させてくれました。

ステイホームの流れは2021年も続く可能性が高く、そのお供としてゲームを拠り所とする人が増えてもなんら不思議ではありません。

というわけで、今回は2020年に発売されたゲームの中で個人的に面白かったものを10位までピックアップして、ランキング形式でまとめました。

第10位 アンリアルライフ

基本情報
  • 発売日:2020年5月14日
  • 開発:hako生活(個人)
  • プラットホーム:Switch、Steam
  • ゲームジャンル:アドベンチャー

アンリアルライフは、「物の記憶を感じ取ることができる」サイコメトリー能力を持つ記憶喪失の少女「ハル」が、信号機の形をしたAIの「195」と共に、記憶を取り戻す旅をするアドベンチャーゲームです。

驚くべきは狂気の域とさえ呼べる美麗なドット絵と、幻想的で印象に残る音楽、そしてそれを製作者のhako生活さんがほぼ全て一人で担当しているという点です。

サイコメトリー能力を使った謎解き要素が面白く、ストーリーも綺麗でスッキリとしており、クリア後は爽やかな読後感のようなものが残ります。

クリアにあまり時間もかからないので、(6時間程度)小説を読むような感覚でプレイできます。

参考:アンリアルライフ公式

第9位 Xenoblade Definitive Edition

基本情報
  • 発売日:2020年5月29日
  • 開発:モノリスソフト
  • プラットホーム:Switch
  • ゲームジャンル:RPG

2010年に発売されたゼノブレイドに追加エピソードを加えたリマスター版です。

難解で奥の深いストーリーで未だにファンが多い「ゼノギアス」製作の指揮をとった、高橋哲哉氏がディレクターとなっています。

10年前に発売されたゲームとは思えない、現在にも通用するゲームシステムの新規性の高さと、ありえないくらい広大なフィールドを探索する楽しみ、そして「ゼノギアス」に劣らぬ重厚なストーリー、そして魅力的なキャラクター達と、国産RPG最高峰のクオリティを誇っています。

追加エピソード「つながる未来」は、原作で不遇だった登場人物「メリア」にフォーカスされており、原作ファンも納得の内容となっています。

かなりボリュームがあり、また難易度も高い(カジュアルモードに変更可能)ので、骨太なRPGをやりたいという方にオススメしたいゲームです。

第8位 千里の棋譜

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基本情報
  • 発売日:2020年2月27日
  • 開発:ケムコ
  • プラットホーム:Switch、PS4
  • ゲームジャンル:アドベンチャー

「レイジングループ」など、ノベルゲームで評価の高いケムコから発売されたゲームです。

将棋というノベルゲームにしては珍しいテーマを取り扱っており、実在の人物や実際に起こった将棋界の事件を織り交ぜながら、二人の主人公が謎を解明していくというストーリーです。

また、将棋の崇高な真剣勝負の世界を見事に描いており、将棋に興味のない方にこそプレイして欲しいゲームです。

第7位 ゼルダ無双 厄災の黙示録

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基本情報
  • 発売日:2020年11月20日
  • 開発:コーエーテクモゲームス
  • プラットホーム:Switch
  • ゲームジャンル:アクション

無双シリーズで知られる、コーエーテクモゲームスと任天堂がタッグを組んだ「ゼルダ無双」の2作目にあたります。

2017年にゲームオブザイヤーを受賞した大ヒットゲーム、「ゼルダの伝説 ブレスオブザ ワイルド(BotW)」の世界観を踏襲しており、BotWで詳しく語られなかった、100年前の「大厄災」を描いたゲームとなっています。

リンクはもちろん、BotWでは操作できなかった4人の英傑たちを操作することができ、英傑たちの強さを再確認することができます。

またBGMに特に力が入っており、戦闘中のBGMの多くがBotWで使われたアレンジ曲となっています。

BotWをプレイした方であれば、間違いなく楽しめる作品となっています。

第6位 Life is Strange 2

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基本情報
  • 発売日:2020年3月26日
  • 開発:DONTNOD
  • プラットホーム:PS4
  • ゲームジャンル:アドベンチャー

2016年に発売された「ライフイズストレンジ」の続編となります。

「ライフイズストレンジ」は「カオス理論」や「バタフライ効果」をテーマとしたゲームで、時を巻き戻せる能力を持った少女、マックスを操作し、悲劇的な未来を変えようとするストーリーです。

「ライフイズストレンジ2」はその続編となり、世界観は同じとしていますが、ストーリーは全く異なるものとなっています。

なので、前作をプレイしていない方でも楽しめる作りです。

メキシコ移民の兄弟、兄ショーンと、とある事件から超能力に目覚めた弟ダニエルの逃避行を描いたゲームとなっており、前作とは全く異なる雰囲気を味わうことができます。

また、前作では「時間を巻き戻す」ということがテーマとなっていましたが、今作では「時間は巻き戻せないものである」ということに主眼が置かれており、前作のアンチテーゼのようなものを感じさせます。

アメリカの社会問題についても切り込んだ作品となっており、シビアな表現も多く取り入れられていますが、ショーンとダニエルの兄弟愛や爽やかな曲調のBGMがそれを感じさせない、心温まるゲームとなっています。

第5位 ファイナルファンタジーVII リメイク

基本情報
  • 発売日:2020年4月10日
  • 開発:スクウェア・エニックス
  • プラットホーム:PS4
  • ゲームジャンル:RPG

1997年に発売されたRPGの名作、「ファイナルファンタジーVII」のフルリメイク作品としてリリースされたゲームです。

かねてより「ドル箱」と言われていた「ファイナルファンタジーVII リメイク(以下:FF7R)」だけあり、力の入ったグラフィックとBGM、テンポのいい戦闘システムと、原作ファン納得の出来栄えとなっています。

ただし、ボリュームが壮大すぎて、3部作となる点はかなり賛否がわかれています。

ですが、原作とは異なる展開を見せるのではないかと思わせる仕組みがあり、続きが非常に気になるゲームとなっているのは事実です。

「リメイク」が、単に「ゲームのリメイク」という意味ではなく、「世界を作り直す」という意味であるかのように感じる、ゲーム史に残る予感のする一作です。

第4位 天穂のサクナヒメ

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基本情報
  • 発売日:2020年11月12日
  • 開発:えーでるわいす
  • プラットホーム:PS4・Switch
  • ゲームジャンル:アクションRPG

同人ゲームサークルである、「えーでるわいす」が開発した、本格的な稲作と爽快感のあるアクションが楽しめるとても個性的なゲームです。

同人サークルが開発したとは思えないクオリティの高さで、特に稲作パートは「農林水産省のホームページが攻略サイトになる」という発言がSNSで生まれるほど本格的なものとなっています。

ストーリーとしては、神の世界に迷い込んでしまった人間たちの不始末を取るために、鬼が巣食う「ヒノエ島」に派遣させられた主人公のサクナヒメが、豊穣の力を取り戻しながら、人間とともに「ヒノエ島」を調査し、秘密を解き明かしていく、というものです。

稲作を通してサクナヒメが強化されるだけでなく、プレイヤーは食べ物のありがたみや、農業についての先人の知恵のすごさを知ることができます。

また、稲作パートが注目されがちですが、羽衣を用いて横スクロールのダンジョンを上下左右に動き回るアクションも、シンプルながら爽快感があり、誰にでも楽しめる親しみやすいゲームになっています。

第3位 ペルソナ5 スクランブル ザ ファントム ストライカーズ

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基本情報
  • 発売日:2020年2月20日
  • 開発:アトラス
  • プラットホーム:PS4・Switch
  • ゲームジャンル:アクションRPG

アトラスと無双シリーズでおなじみのコーエーテクモ(オメガフォース)がタッグを組んだ、ペルソナ5の世界観を元にしたアクションゲームです。

ストーリーとしてはペルソナ5の後日談となっており、同作に出てきた「パレス」とは別の異世界、「ジェイル」を巡って怪盗団一向が日本全国を飛び回るというものです。

ペルソナ5を元にした単なるキャラゲーかと思いきや、同作特有のプレスターンバトルをうまくアクションで表現しており、キャラ固有のアクションで広いマップを駆け巡りながら、敵を蹴散らしていく疾走感を楽しむことができます。

パーティをうまく切り替えて、SPを温存しながら探索を進めていくという攻略法も健在で、同作の世界観を全く損なわないどころか、むしろこっちのゲームシステムの方が自然なのではないかとさえ思わせる完成度の高さです。

2020年、もっともいい意味で期待を裏切られたゲームでした。

第2位 Ghost of Tsushima

基本情報
  • 発売日:2020年7月17日
  • 開発:サッカーパンチプロダクションズ
  • プラットホーム:PS4
  • ゲームジャンル:アクション

鎌倉時代、元寇による被害がもっとも大きかった地の一つである、対馬を舞台としたオープンワールドアクションゲームです。

そもそもの舞台設定が珍しい点が興味を惹き、また日本人以外の方が開発スタッフの中心になっているのにも関わらず、歴史背景や描写に違和感がほぼない点に製作陣の熱意を感じます。

日本人ですら言語化しにくい「武士の誉」というテーマを、それに葛藤する主人公の境井仁を通して見事に描ききっています。

また、風景などのグラフィックは、PS4で発売されているゲームの最高峰といえ、風光明媚な対馬の地を駆け回りながら、思わずスクリーンショットを取ってしまったというプレイヤーも多いことでしょう。

敵の兵種によって「型」を変えたり、自分の戦い方に即したスキルを割り振って行ったりなど、アクション性も高く、どこにでもファストトラベルできたり、オープンワールドとは思えないくらいローディングが早かったり、UI面も非常に優秀なゲームです。

また、リリースから間も無くマルチプレイを実装するアップデートの迅速さなど、ユーザーにやさしいゲーム設計が際立ちます。

「いいゲーム」とされる条件に、「UIが優れている」というのが重要であることを教えてくれるゲームです。

第1位 The Last of Us Part II

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基本情報
  • 発売日:2020年6月19日
  • 開発:ノーティードッグ
  • プラットホーム:PS4
  • ゲームジャンル:アクション

2020年、もっとも物議を醸したゲームと言っていいでしょう。

2013年に発売され、多くの賞を獲得した「The Last of Us」の続編です。

今作は発売から多くのユーザーの賛否両論が相次いだものの、2020年のゲームオブザイヤーを受賞しています。

「復讐」という陰鬱なテーマを扱っていることもあり、前作に時折見せたジョエルとエリーの親子愛のような関係はなりを潜め、プレイヤー自身もあるキャラクターへの憎悪を持ってゲームをプレイさせられることを余儀なくされます。

ストーリーは人によって捉え方が異なり、ここまで賛否が真っ二つに分かれたゲームはこれまでに無いと言っても過言ではありません。

それほどまでに人々を葛藤させたストーリーであり、「復讐」と「赦し」というテーマをゲームという媒体を用いて描ききったノーティードッグには脱帽せざるを得ません。

2020年、もっとも人の心を動かした、最高のゲームと言って差し支えないでしょう。

まとめ

ここでは紹介できませんでしたが、複数人で遊ぶのに適したゲーム、ちょっとした時間で楽しめるインディーゲームなど、2020年はたくさんの良いゲームがリリースされました。

今回紹介した10つのゲームは、間違いなく誰にでもおすすめできるゲームです。

興味があれば、ぜひ遊んでみてください。